Vol. 9 2008 初老

top_img2008年5月8日で僕は40歳。
「人生50年」と言われた江戸時代では「初老」と呼ばれる年齢を迎えます。

当然、今の自分の人生があと10年余りで幕を閉じるとは考えておりませんが、人生の節目として身の引き締まる思いを感じます。

自己のオリジナルサウンドを追求する上で沸いてくる好奇心は、年を重ねるごとにますます勢いを増しています。
常々「ジャズを演奏するためにはジャズだけを聴いていたら出来ない」と思って様々なジャンルの音楽に触れてきました。

最近ではそれを「今まで以上に、より皆さんの心に伝え届けたい」というとても大切で重要な目標を痛感しています。

自分がいいと思って創るサウンドを、初めて触れてくださる方々に共感していただきたい。
実にわがままで無謀な課題ですよね。
しかし、自分が少しでも多くの経験を積み重ね、世界の人々と感動をわかりあえる人間に成長することが出来れば、この大きな課題を必ず現実に近付けられると信じております。
僕は自分が演奏出来ることで皆さんと出逢えることが最高の幸せです。

僕の人生はライブ空間です。
今後更に、音楽以外にもたくさんの素敵なステージを見たり、読書をしたり、芸術作品に触れて、どんどん自己の感性を豊かにしたいと思っております。

皆さんにお逢い出来ることを祈って、「初老 臼庭潤」頑張ります!

2007.12.6
臼庭潤

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